今回は、久しぶりにおばあちゃんの知恵に戻って、
「大森一慧」さんから、
春の食べ方です。
20日は春分の日、すっかり春めいてきました。
少し遅くなりましたが、春に備えての食事を書かせていただきます。
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春は、全ての生き物が活動を始める季節、
身体も新陳代謝が活発になってきます。
冬の寒い時期に、滞ってしまった脂肪や古い塩分を排出する為です。
余分なものを代謝し、新しいエネルギーを充電して本格的な
活動に備えましょう。
まず、凍えた茶色の大地から青い芽を出す
「春の七草」
を食べましょう。
せり ー セリ
なずな ー ベンベン草
こぎょう ー ハハコグサ
はこべら ー ハコベ
ほとけのざ ー コオニタゼラコ
はずな ー カブ
すずしろ ー ダイコン
ビタミンを補給するのに最適です。
次が、
「春の野草」です。
固い大地をけやぶって芽を出すエネルギーが、
代謝を促し、分解・排出を助けてくれます。
つくし
せり
よもぎ
ふきのとお
たんぽぽ (美味しいそうです)
野草には特有のほろ苦みがありますが、それこそが春の食べ物の
生理で、強アルカリの成分で血液を浄化してくれます。
但し、野草は陰の力が強すぎるので、アクを抜いてから
食べるようにしましょう。
食べ合わせも工夫すると良いと思います。
「野菜」では、
ブロッコリー
キャベツ
菜の花
が美味しい季節です。
これらアブラナ科の野菜は、ぜひ沢山食べる様にしましょう。
「あずき」
は代謝を促す良い食べ物です。
月に数回、あずきがゆ・あずきご飯を食べて、
腎臓の働きを助け、廃毒効果を感じましょう。
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「春先の、いらいら解消メニュー」
春の身体は、新陳代謝が盛んになります。
各臓器の働きが活発になり、
それに合わせて神経系統も動き出します。
ただ、臓器と神経の働きが連動せずバランスを崩し易いです。
それが、いらいらの原因となります。
古い脂肪・塩分、余分なタンパク質等の毒素を
野草や野菜の葉緑素で代謝させて、
新しいタンパク質やデンブン質を補う事です。
陰にも陽にも偏らない体質を作る事が大切です。
よもぎもち・よもぎ団子にして、野草と穀物を組み合わせる。
ふき(強アルカリ)と厚揚げ(タンパク質)の炊き合わせ。
野草のごま和え、クルミ和え等がお薦め。
主体を葉ものにして、そこにデンプン、脂肪、タンパク質の
三大栄養素を絡ませる事が、春の食事のポイントになります。
我家も土曜日の夜は野菜の天ぷらを楽しもうかと、思っています。