以前のブログで紹介した、菅谷昭松本市長が、7月27日共同通信のインタビュ―に
答えられた記事より。
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汚染牛肉問題につて「内部被ばくに対する意識の低さから起きた人災だ」と述べ、
政府の対応を批判した。
「牛肉だけでなく、ほかにも汚染した農作物が流通する可能性がある。食物汚染は
今後も続くと考えるべき」
「政府は汚染の実態を速やかに調べ、土壌汚染の対策等を急ぐ必要がある」
甲状腺がんの専門医である菅谷氏は、事故直後から食べ物や呼吸を通じて、
体内に放射性物質が取り込まれる「内部被曝」を警告してきた。
「放射線汚染はとてもやっかいで、対策に根気がいる。われわれは、
日本が広い範囲で汚染したという事実を受け入れ、注意しながら生きていくしかない」
菅谷氏によると、ベラル―シでは事故の5年後ぐらいから、子どもの甲状腺がんが急増。
放射性ヨウ素を吸い込んだことが原因で、7~8年後ごろにピ―クを迎えた。
近年では免疫力が低下し、風邪をひきやすかったり。疲れやすい子どもが急増。
早産や未熟児なども増えているという。
「汚染牛肉を一度ぐらい食べたとしても大丈夫と思うが、食べた量や、汚染濃度によって
影響は異なる。 内部被ばくによる健康被害は分かっていないことが多く、
注意すべきだ。」
「チェルノブイリ事故は今年で25年が過ぎたが、被害はなお広がっている。
日本でも今後いろいろな被害が出てくるはずで、日本はチェルノブイリで
起きていることを参考にすべきだ。」
松本市では27~29日、国連軍縮会議が開かれる。
今回は、福島第一原発事故を受けて、原子力の平和利用について協議する予定。
菅谷昭松本市長もゲストスピ―カ―として、「医師からみた、原子力の平和利用」の
部会で、チェルノブイリの体験を踏まえて、原子力の平和利用の中止を提言される予定。
平成23年7月28日 岐阜新聞より
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菅谷昭松本市長記者会見
2011年3月22日
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/aramasi/sityo/kaiken/teirei20110322/index.html
内部被ばくなどについて語ってみえます
2011年6月21日
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/aramasi/sityo/kaiken/teirei20110621/index.html
菅谷氏の経験・福島の子どもたちの松本市への受け入れ等語ってみえる
2011年7月25日
http://www.city.matsumoto.nagano.jp/aramasi/sityo/kaiken/teirei20110725/index.html
国連軍縮会議に関して話されています ビデオのみ
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2011年6月21日
「チェルノブイリの経験をいかして悲劇を回避せよ」 東洋経済
http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/87adf82c8e8e79c78d307293e4538587/
上
http://www.toyokeizai.net/business/interview/detail/AC/ebe4d52776e27ccb7e55b412b48d23c5/
下
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福島はなんら改善されていません。
今でも毎日、放射能は放出されています。
3月よりかなり減ってはいますが、少しづつ減っていく状況ではないのです。
確かな事実を知って、自分で自分の身を守るしかないと思います。
60才を過ぎた人は、そんなに関係ありません。
子ども、妊婦、そしてこれから生まれてくる子に関係してきます。
そして、チェルノブイリの例を見るまでもなく、今後何年と続きます。
しっかり対応したいと思います。