今回は、「 体質の陰陽の見分け方」です。
大森英桜 「 無双原理 」からです。
この区分は、前回のメルマガ、大塚晃志郎さんも述べてみえます。
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「 体質 」
その人の形、形態、身体の中の構造、働き、それだけでなく、心とか、精神も含む。
大森先生は、自らの食事の見直し、病気相談の実績から、
陰性・陽性 2タイプを、さらに二つに分け「四つの体質」論を確立した。
陽性 多血型(陽性の肥大)― 血液が多い ナトリウムが多い
元気、積極的、ただすぐカッとなりやすい
塩気の取り過ぎ
過食を慎む・暴飲暴食を止める
サラダや和え物、無塩食に近い食事がよい
野菜を多くし、おかずを食事全体の半分以上にする
酢・香辛料・ハ―ブ類はOK
筋骨型(陽性の萎縮)― 骨と筋肉を鍛えた人 カリウムが多い
野菜嫌いで、肉好きな人に多い
威勢はいいが、頭は固い
野菜・大豆製品など陰性食品の摂取を増やす
味付けを薄くし、おいしいと思う味にする
おかずを多めにとる。 1/3から1/2くらい
温かいものを食べる
陰性 肥満型(陰性の肥大)― 水肥り・脂肪肥り カリウムが多い
甘いもの、果実の食べ過ぎ
何事もスロ―、性格は控えめ消極的
陰性食品(甘いもの、果実)は止める
湯茶を少なく
主食を多く、おかずは少なくする
時間をかけてしっかり火を通したもの
塩気をきかした料理を食べる
貧血型(陰性の萎縮)― 貧血タイプ 塩気が足りない ナトリウムが少ない
陰性・陽性、両方の食事が不足している貧血タイプ
吸収が悪く、体力がない
覇気がなく、無気力で消極的
主食の配分を多くし、おかずは1/3以下
時間をかけてしっかり火を通したもの
塩気をきかした料理を食べる
温かいものを食べる
そば、根菜類などの陽性食品をふやす
中庸 四つの型の真ん中に位置する
ナトリウムとカリウムのバランスも良い
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陽性 中心に向かって回転する求心力のエネルギ―
縮める・固める性質、下降する性質がある
△ 熱い・温かい・暑い・小さい・重い・低い・かたい・短い
黄色・橙・赤
ナトリウム
陰性 外に向かう遠心力のエネルギ―
ゆるめる性質、上昇する性質がある
▽ 冷たい・寒い・大きい・軽い・髙い・柔らかい・長い
緑・青・藍・紫
カリウム
「食べものの陰陽」
陽性 肉、魚、卵動物性の食品
塩、味噌、醤油
陰性 砂糖、はちみつなどの甘味料、アルコ―ル類、ジュ―ス類
果物、きのこ、油、酢
* 穀類や野菜、海藻、豆、乾物はその中間
* 野菜については、根菜類が葉菜類よりも陽性
葉菜類は果菜類(きゅうり、なす、トマト)より陽性
陽性 陰性
根菜類 豆類 葉菜類 種実類 果菜類
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[ 参考例 ]
* 昼間の頻尿は陰性の現象
夜の頻尿は陽性の現象
* 陽性 ― 薄味でサッと火を通した料理を好む
水分の多いものを要求するとき
陰性 ― しょつぱくに閉めた料理を好む
根菜類の料理を好む
乾燥したものを欲しがる
* 味の陰陽
陽性 陰性
渋い 苦い 塩辛い 甘い すっぱい 辛い えぐい
* 調理法の陰陽
陽性 陰性
揚げる 炒める 焼く 煎る 蒸す 炊く ゆでる 生
発酵
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日常生活のなかで、この陰陽の考え方を、少しでも結構ですので、使ってみて下さい。
まず、自分の状態が陰性なのか、陽性なのかをみることから始めて下さい。
自分の陰陽を判断し、中庸に体を持っていくことが大切です。
私も、勉強のし直しで、皆さんと一緒に進んでいきたいと思っています。