なぜ 「健康法」には矛盾が多いのか

今回は、「  人のからだは、なぜ治る?  」の著者  大塚  晃志郎 から

 

  なぜ"健康法"には矛盾が多いのか  」  です。

 

 

---------------------------------

 

まちがいだらけ矛盾だらけの健康法

 

  「私は卵油を毎日かかさず飲んでいます」
  「酢大豆って、とってもいいんですってね」
  「私は青汁ですね。愛飲しています」
  「やはりロイヤルゼリ―じゃないですか」
  「わしは、毎日水をニリットルは飲むことにしておる」

 

 

 

ある健康法では、「水をどんどん飲め」、

別の健康法では、「水はあまり飲まないほうがよい」という。

 

みなそれぞれ万能であるかのごとく効能をうたっているが、
それぞれの健康法には矛盾がある。

 

なぜ、健康法には矛盾が多いのであろうか。

 

人の体はみな違う。

 

大きい人、小さい人。男と女。新陳代謝の早い若者と中高年でずいぶん違う。
生まれ育った環境が違う。

人間の体、生命というものは環境に大きな影響を受けるもの。

 

狩猟民族として長年肉食をしてきた欧米人の体質と、農耕民族として長年、
米や野菜、海藻を中心とした食生活をしてきた日本人の体質は違う。

 

人間の体質というもは、風土環境によって大いに異なるものである。

 

その人の体質というものに、その健康法がぴったり合っているときのみ、
その健康法は効果を発揮する。

 

体質は刻々と変化していく。変化してやまない姿が自然であり、生命である。
すべての体質に効くような万能薬というものはない。

 

---------------

 

自分の「体質」の特徴をよく知り、自分に合っているものか見極めていくことが大切。

 

では「体質」とは

 

あえて体質を大きく二つに分けると

 

  ・  血が濃いタイプ    ―  陽性    体があたたかく、高血圧型

 

  ・  血がうすてタイプ  ―  陰性    体が冷える、低血圧型

 

 

口から入る食べ物には、「体をあたためるもの」と「体を冷やすもの」がある。
別の言葉でいうと、「血を濃くするもの」と「血をうすくするもの」がある。

 

事例

 

  卵油  ―  卵の成分にはナトリウムが多い、これは体をあたためる。
        卵油は時間をかけて火を通した苦味の強いもの。心臓のはたらきを強める。
        だから卵油は副作用のない強心剤になる。以上のなりたちから、
              「血の濃いタイプ」の人には合わない。ますます血圧が上がってしまう。
              「血のうすいタイプ」の人、心臓の弱い、低血圧の人にはよい。

   

     青汁・どくだみ茶  ―  葉もの野菜は、一般には体を冷やす働きがある。
               肉食の多い、血が濃いタイプの人には効果がある。

   

     酢    ―  肉、魚をたくさん食べ、胃腸も丈夫で、恰幅のいい人は、
               暑がりで体がカッカしている
               動物性食品の食べ過ぎて、血は汚れ、血管内にはコレストロ―ルや
               中性脂肪が沈着している。酢を飲むと、油をとかしドロドロした汚い血を
               ある程度きれいにする。
               「酢は、血をきれいにし、実に健康によい」理屈になる。
               やせ細っていて胃腸が弱い、青白い顔をした低血圧で
               貧血型の女性が「酢」を飲むとうすい血がよりうすくなり、
               貧血や低血圧がもっとひどくなってしまう。

   

     塩分  ―  古来より、日本において「五穀と塩」は、生命の糧として、
               貴重なものであった。
               血の濃い多血型の人は、塩分をあまりとってはいけない。
               逆に、血がうすい貧血型のタイプの人は、

               ある程度ちゃんと塩分をとらないと、
               どんどん血がうすくなり、体が冷えてしまって貧血もひどくなる。
               減塩はしてはいけない。
               塩分も、体質を考えた体内の塩分濃度のバランスが大切。
               塩が悪いわけでない。

 


「体質」という考え方をもち、食べものの作用の「方向性」が分かると、スッキリ自分に
  合ったものが選べるようになる。

 

----------------------------

 

大塚先生は、「ホリスティック・メディスン」の知恵と言ってみえます。
前回メルマガのアンドル―・ワイル博士とも交流があります。

 

大塚先生の「ホリスティック医学」についても、順次書いていきたい思います。

 

大塚先生の、この考え方は、マクロビオティックに大変にています。

 

次回、マクロビオティックから、体質の陰陽▽△と食物の陰陽▽△を書いてみます。

 

 

 

 

 

杉本芳郎先生監修の靴の店

こびとの靴屋・杉本芳郎の靴や

 

ハーブサプリメントのお店

ハーブサプリメント・Herb Supplement

 

おばあちゃんの知恵

おばあちゃんの知恵

 

 

 

 

 

MUSUBLOG

いきいき元氣でありがとう

 

このHPオーナーの個人ブログ