今回は、「 ナチュラル メデイスン 」の著者 アンドル―・ワイル博士の
「 健康な食生活の九大基本条件 」 です。
食生活は健康を左右するいくつかの主要条件のうち、唯一、完全に自分の意志で
コントロ―ルできるもの。
厳しい食養生法に本気に取り組む「こころの転換」の力が大きい。
自然治癒力を高める方法の一つとして食生活を変えるよう指導している。
しかし、食事療法だけで治そうとは思わない。
1.知性ではなく感性でたべよう
味覚と嗅覚は何が体にいいかを教えてくれる優秀なガイドである。
それを信用することだ。
感覚を磨き、感覚に注意を払って、体の知恵に耳を傾けること。
何よりも自分の感覚に訴えるもの、体が喜ぶものを食べる。
2.味わいつくし、舌鼓を打って食べよう
消化器系は精神状態を反映する鏡です。
消化活動は、食べ物を味わいつくし、食べることの快楽を心ゆくまで味わったときに
いちばん効率よく働いてくれる。
3.食物を幅広くたべよう
食べるものの種類を増やすことは二つの意味で健康を守るのに役立つ。
第一は、必要な栄養素がすべて確保できるということ。
第ニに、食物の種類を増やすことは、体によくないものを食べ過ぎないための
最良の方法である。
4.食卓に新鮮な食物を多く
現代の食生活には乾燥食品・缶詰食品・冷凍食品・レトルト食品が増えてきた。
その多くは、脂肪・塩分・糖分・有害な食品添加物が必要以上に
使われている食品です。
新鮮なものにまさる味のものは、ほとんどない。
食べるものの色彩や質感、味、香に注意を払うようになれば、五感があなたを、
パック食品から新鮮な食品に導いてくれる。
5.大食より少食を
政府機関の定めた標準必要量に相当する餌を食べた動物や、
好きなだけ食べた動物に比べて、標準より少な目のカロリ―しかとらない動物の
方が長生きし、病気なもかかりにくい。
標準必要量は栄養が高すぎ、慢性の栄養過多を起し体に負荷をかけるから。
研究結果からみて明白なのは、大食より少食がいいということ。
少食は本気で試みる価値がある。
食事の回数を増やして、少しづつ食べるとか、ときどき断食をするのもいい。
6.質素な食事の味わい方を身につけよう
体にいい材料で作ったものなら、メクシコ料理、イタリア料理、四川料理でも
大いに楽しめばいい。ただ、感覚の刺激を目安に食べ物を選んでいたら、
体の為には必ずしもよくない方向にいくおそれがある。
ごてごてとした飾りがなく、素早く適切に調理されたシンプルな食べ物を
楽しむ術を身につけて欲しい。
7.バランスのとれた食事
バランスのとれた食事とは、炭水化物・脂肪・タンパク質という三つの
基本的な栄養素が正しく配合された食事のこと。
したがって、食べ物を賢く選ぶには、それぞれの栄養素について、また体が
それをどう使うのかについて知っておく必要がある。
栄養素については、別の機会に詳しく働き、注意事項を書かせていただきます。
8.野菜をたくさん食べよう
野菜は食卓に彩りをあたえ、カリウムをはじめとするミネラル類・ビタミン類・
繊維質のすぐれた供給源になる。ほとんどの野菜は脂肪とカロリ―が非常に
少なく、ジャガイモやさつま芋などの野菜は澱粉に富んでいる。
食卓には生野菜と調理した野菜の両方が必要だ。
生で食べたほうがいいもの、調理したほうがいいものを知っておく必要がある。
◯ 生で食べてはいけないもの
エンドウ豆、インゲン豆、もやし、アルアァルファ、マッシュル―ム
◯ 長時間加熱するとよいもの
インゲン豆、大豆、ヒヨコ豆、なす
◯ 生よりは加熱したほうが良いもの
ほうれん草、キャベツ、ブロッコリ―、カリフラワ―、芽キャベツ
からしな、さやいんげん
◯ 生でも加熱してもいいもの
にんじん、セロリ、たまねぎ、ニンニク、わけぎ、かぶ、トマト、ピ―マン
アスパラガス、あさつき
◯ 生のほうが良いもの
レタスなとせのサラダ用葉菜、きゅうり、ラディシュ
9.食生活に実験精神を
自分の健康にもっとも合った食生活を見つける方法は、自分で試してみること。
大切なのは、食生活を変えようと、腹を決めることです。
食生活を変えたら、自分に合っているか、楽しんで食べているかに注目する。
最良のガイドは自分自身の体で確かめること。
日本人にとって、しごく当然の食生活のようです。 でも、それだけ世の中は食についても
乱れているのかも、知れません。
年取った為と思いますが、少食になりました。 昔みたいに大食いは、できなくなりました。
一つ気を付けていることは、ほんの少し余分に噛むことです。 50回―100回とは
言いません、5回でも今までより余分に噛んでください。
それだけで、小食になりますし、食事も美味しくなります。