ガイアシンフォニー第七番に登場された、アンドルー・ワイル博士の本から紹介します。
地球交響曲「第七番」は
全ての生命が潔く、健やかに生き続けるために
がテーマです。
「母なる星GAIAからミクロのバクテリアまで、この世の全ての生命体が、その内部に
秘めている生命の叡智・自然治癒力の、健やかな発言を願った。自然治癒力とは、ふだ
んから全ての生命体の中で働き続けていて、その複雑極まりない生命システム全体の
統一と調和を整えている”目にはみえない力”のことです」
「 ナチュラルメディスン 」 アンドリュー・ワイル著より
ハ-ブを使うときの、基礎知識
1.バラ売りされている薬草は価値が少ない
乾燥した植物はその過程で空気・光・湿気にさらされ劣化している。
葉と花は劣化が早く、茎と根は劣化が遅い。また、細かく刻めば刻むほど
有効成分が早く失われる。
2.カプセルに入った粉末の薬草もあまり価値がない
乾燥した植物を劣化させるのは、おもに酸化である。 調剤の表面積が
大きければ大きいほど、早く酸化する。植物を挽いて粉末にすれば、
表面積が大きくなり酸化しやすくなる。
3.ハーブ製品には汚染や水増しの恐れがある
その植物の栽培のしかた、調合前の扱い方によっては、農薬や殺虫剤が
残留していたり、故意にしろ偶然にしろ、他の植物が混ざって水増し
されていることがある。
責任ある内容表示をしている信用のおけるメーカーを選ぶ。
野生植物を採取したものか、有機栽培のものを探すとよい。
4.薬草はチンキ剤かフリーズドライ・エキスになったものが最良である
チンキ剤とは生か乾燥した植物からアルコール抽出したものです。
ふつうは劣化防止のために高比率で穀物アルコールを含んでいる。
非常に安定していて、有効成分が濃縮されたかたちで利用でき、使いやすい。
フリーズドライとは半真空の低温室で瞬間蒸発させる方法のことをいう。
非常に強力な薬草の調合剤は、まず溶剤を使って成分を抽出し、つぎに
フリーズドライで溶剤をすべて取り除き、有効成分をカプセルに詰たもの
である。これなら成分濃度も高く、安定している。
5.有害反応がでたら使用をやめること
合成薬剤にくらべると薬用植物の外作用は非常に少ないが、ないわけではない。
ある種の植物にたいするアレルギーなと、特異な反応も考えられる。
6.必要もないのに生薬を使ってはならない
薬草も、温和だとはいえ薬物である。食物でもなければ、栄養補助食品でもない。
合成薬剤を理由もなく不用意に飲まないのと同じように、生薬も何となくのむ
ものではない。
7.生薬はよく注意をして、変化を観察しながらのむこと
薬用植物にたいする反応は人によってさまざま。本で読んだから、人に聞いたから
という理由だけで生薬を飲んでも、それが正しいかどうかは分からない。
自分のからだの反応を最良のガイドとして、はっきりといい結果の出る生薬だけを
使うこと。